10月13日 もちもちワークショップレポート
この記事には
「もちもちワークショップ何やったんだ!」
ってことが書いてあります。
こんにちは、上牧です。
10月13日にもちもちワークショップを主催しました。
あいにく、前日に台風が上陸し、昼の部が中止になってしまいました。
ご応募いただいたにも関わらず、お会いできなかった方がいるのが残念です。(今回お会いできなかった方に会う方法、ないですかね…)
そこで
何とか決行できた夜の部でやったこと、感じたこと、参加者の皆さんの様子をこのブログにまとめてみます。ふーん、へぇ、そう、と己の相槌で盛り上げてお読みください。
10月13日(日)
18時15分〜21時
新宿区立元気館
参加者 11名ともちもち3人
タイトル 「かわいいを哲学しない」
内容
①上牧の動機を聞いていただく時間
②自己紹介、昨日(台風の日)やっていたこと、のおしゃべり。兼、話している人の真似をしてストレッチ
③名前鬼
④1、2、3
⑤私は〇〇です。
⑥セリフを引くエチュード
⑦前田司郎『おやすまなさい』の一節の読み
ここからはもう少し詳しく!
会場に入り、初めてのワークショップにドキドキしながら、参加者を待つ3人。
静かな空間に耐えられず、音楽を流すも選曲に失敗。余計に耐え難い感じ。
受付で「今日呼んでほしい名前を書いてください」と養生テープを渡します。
とある男性が5分悩んだのち
「スタミナ」
と書いて30秒後に
「すいませんもう一枚ください」
と言ったのが印象的でした。
いっぱいいる!
①上牧が動機を話す時間
話しました。絵にまとめるとこんな感じです(上牧画伯)。
受け取って、投げ返す、「やりとり」をしてみたい
「やりとり」という人と人の間の部分に注目したい
そこに「かわいい」とかそれ以外があるのでは…
という目標を持ってワークショップを進めることを宣言しました。
宣言なんて言葉は全く連想できないほど、テンパっていました上牧。
②自己紹介、昨日(台風の日)やっていたこと、のおしゃべり。兼、話している人の真似をしてストレッチ。
呼ばれたい名前と、前の日にしていたことをおしゃべりしながらのストレッチでした。
話している人のストレッチを真似します。相手を見て体を伸ばします。
基本的に家にいたと思うのですが
なぜか本を読んでる人が多かったですね!
引きこもり方に悩んでた方が少なかったような…
③名前鬼
名前を呼ばれたら鬼になる鬼ごっこです。鬼に捕まりそうになったら誰かの名前を呼びます。ワイワイしながら名前を覚えました。ここはユニット員もワイワイしてしまったため写真がございません。
④1、2、3
二人一組になって
1、2、3、1、2、3、1、2、3
と交互に数字を数えるメニューです。感想を引用すると「簡単そうに見えて意外と難しい」のですこれ。
慣れてきたら
1→指パッチン、2→手をパチン、3→足で床をドン
と少しずつ数字を動きに変えて行きます。
相手の声や動きを受け取って、投げ返すという単純化された「やりとり」の練習です。
デモとして滋野上牧でスルリとやってのけました。滋野はドヤ顔してましたが、もともとは腰引けてパチパチドンドンやってたんですよ!いや、私もだけど!
「慣れてきて他のこと考えるとミスる」と感想がありました。
相手に集中するとやりやすいのかも。でも、舞台上ではいつも相手に集中していればいいわけじゃないから難しい…
⑤私は〇〇です。
「私は木です」と言って木のポーズをとった人の体の形を生かして
「私は木こりです」などの1カットを作るメニューです。
これも受け止めて、投げ返して、の連続。
「スタイリッシュジャンケンをしている人です。」
とか知らないシーンが沢山生まれていました。
やりとりによって、同じ形のものが、他のものに見えるっていうのが楽しいメニューです。
もちもちも稽古期間の序盤によくやります。
「思いついたら言っていいよ」「パスを回してシーン作るぞ」の空気作りになればと思っています。
⑥セリフを引くエチュード
セリフを小さいメモに書き、それをランダムに引いて、読みながらシーンを作るエチュードです。
⑦で台本を人前で読むことになるので、その肩慣らしに。と思ったのですがこれがなかなか難しかったですね!
・物語のレールをひく
・レールを読み取る
・レールに乗る
・紙を引くまでの流れを整える
・前提としての、受け取る、投げ返す
など考えることが多い!
以下、参加者の皆さんの奮闘です。
⑦前田司郎『おやすまなさい』の一節の読み
ついに最後のメニューです。
五反田団の前田司郎さんの台本の一節をお借りしました。(早川書房「前田司郎Ⅰ」p169〜174)
2人という少ない人数のやりとりで
人と人の「間」に目を凝らすのにもってこいだなと思ったのと
シンプルに上牧が好きだ、という理由でこの本になりました。
2人組が6組できました。
1と2という登場人物の関係性を自分たちで決めて演出してもらいます。
(1と2は過去、いろいろな組み合わせで再演されているとか。)
体や言葉(書くとあまりに長くなるので省略です)を手掛かりに
2人の「間」に目を凝らします。
恋人未満
始まったばかりの恋人
2人で支え合ってきた兄妹
歳の離れた兄妹
終わりかけの恋人
働いていない兄と強かな妹
いろんな2人、どれも見応えがありました。
みなさん、いっぱい考えて、演じてくださってありがとうございました。
用いたシーンは笑いを起こす目的のあるシーンではないと解釈していたのですが
働いていなくて頭の中パンパンなお兄ちゃんが、妹に手を握られた時の
驚きとか安心とか不安とか情けなさとが混ざった表情で
私は笑ってしまって
それは「かわいさ」なのかなぁとか思ったりした上牧でした。
短い時間ではありましたが
皆さんに、少しでも発見や気付きがあれば幸いです。
ありがとうございました!
そして!!!!!
演劇ユニットもちもち次回公演が決まりました!
演劇ユニットもちもちその3
『なべしよ!!(仮)』
主催🍲演劇ユニットもちもち
助っ人🍲劇団赤飯
期間🍲2019年12月27日(金)〜29日(日)
もちもちと劇団赤飯による短編集。
みんなで鍋をしようと、口先で盛り上がってるときの、現実味のあるような、ないような、楽しい感じを詰め込みます。
もちもちは豆乳鍋
劇団赤飯はキムチ鍋
のようなイメージで頑張ります。
劇団赤飯とは2月の学演祭ぶりで、
私たちも楽しみにしています!
詳細は追って公開します!
どうぞよろしくお願いいたします!
なが~いブログにお付き合いいただき
ありがとうございました!